フォアスシステムにおける幹線パイプ洗浄時条件について

                                      パディ研究所

 従来から、幹線パイプ洗浄時における流速条件として、一律0.6m/secとする設計が大多数であるが、昨今の圃場の大区画化や施設の費用対効果等を考慮すると、洗浄時の流速条件は一律ではなく、実際の運用に合わせ、柔軟な値とする必要がある。

 フォアスの 「調査・設計・施工マニュアル」には、推奨値を掲載していないが、洗浄実験結果は、本サイトに掲載の「FOEAS幹線パイプに於ける洗浄実験(動画)」とおりである。これは、幹線パイプ(内面平滑直径100mm)とほぼ同等な透明管による土砂流出実験であり、0.35m/secで土砂排出が可能である。

 したがって、幹線パイプ洗浄時の流速は、0.4m/sec以上であれば、土砂の排出に問題はない。
 なお、0.5m/sec、0.6m/secなどのように、流速を早めれば洗浄時間の短縮につながることから、幹線パイプ洗浄時の流速は、0.4m/sec以上の合理的な値を採用すべきである。